死と再生の精油

先日、大山阿夫利神社に参拝してきました。

下社まで参拝して、あとはゆっくり…のつもりが、上社へもお参りすることになり…
それ自体は、かなり過酷で(なにせ運動不足なもので)、でもスッキリ爽快な感覚も味わえて、結果としては、とてもよかったのですが。

翌日以降の筋肉痛、半端ない…
それは、予感ではなく、確信(笑)。

帰宅して、本当はそのままお風呂に入って、大げさでなく「泥のように」眠ってしまいたかったのですが、気力を奮い立たせて、近くのスーパー銭湯に足を運び、大きな湯船のなかで足腰をほぐしてきました。

さて、私の場合は、ここからが本番。

「オーソイーズ」というマッサージオイル。
これは、キャリアオイルに9種の精油をブレンドしたものです。

ウィンターグリーン
ジュニパー
ペパーミント
ユーカリグロビュラス
レモングラス
マジョラム
タイム
ユーカリラディアータ
ベチバー

今回は、このオイルに、さらにサイプレスとペパーミントをマシマシして、足全体に塗布してみました。

サイプレスを選んだのは、サイプレスが「変容」の精油だから。
オーソイーズにすでに入っているマジョラムを足すのでも、筋肉痛緩和の目的としては達成なのだけれど、今回はサイプレスのほうがしっくりくる気がして。

今回私は、禊祓を意識して大山登拝をしたので。
死と再生、というテーマを孕んだこの精油が、今の私にぴったりくると思ったので。

学名 sempervirens には、永遠に生きる、という意味があります。
ノアの方舟や、キリストが磔となった十字架が、この木から作られたという言い伝えもあり、クリスマスツリーに使われる木でもあります。

ゴッホが好んで描いた「糸杉」。

花言葉には「死」「哀悼」「永遠の悲しみ」など、生と死にまつわるエピソードを多く持っていて、ヨーロッパでは墓地に植えられたり、古代のエジプトでは棺に入れられたりもしたそうです。

変わりゆくものと、不変のもの、そのどちらの象意も併せ持っているサイプレス、その精油。
今の私には、サイプレスが必要かな。
そう、感じて。

オーソイーズ+サイプレス、ペパーミント

これで、こわばりを感じるふくらはぎを中心にマッサージ。

翌朝は、やはり足全体に筋肉痛がありましたが、思っていたほどではなく、占い館への出勤の道も、ほぼ負担感なく歩くことができました。

夕方になると(仕事柄座りっぱなしなのも手伝って)、太ももがこわばり、痛みを感じるようになってきました。
朝より、帰りのほうが痛みが強かったのですが、前日はふくらはぎを中心にマッサージをしていて、太もものあたりは疎かだったと気づきました。

帰宅して、お風呂を沸かし、湯船でしっかり足をほぐした後、また同じオイルでマッサージをしました。
今回は、ふくらはぎよりも、痛みやだるさを感じる太ももと膝裏を中心に。

翌日。
こわばりはほぼ消滅。
鈍い痛みは残るものの、動くのにほぼ支障なし。

そして帰宅後、ダメ押しでもう一度、同様にマッサージをしました。

その結果…
翌日はほぼ痛みなし。

その後、お風呂上りに塗布は続けているものの、それはスース―して、疲れた足に気持ちよく、かつ保湿も叶うから。

もう痛みもないので、そろそろオーソイーズでなくてもいいかな~と思っています。
C-Lマジック、リラクゼーションと、その日の気分で使い分けようかな。

あ、そして、いつも感じることなのですが、精油をしっかり使うと、お肌の調子もグッとよくなります。
翌朝、潤っている感が違うんです。

精油は、たとえば足に使ったとしても、成分が身体中に回るので、全身に体感が顕れます。
これは、どの精油を使ったから、というわけでもなく、常に感じることです。

精油は、植物の力をぎゅっと凝縮したものだから、数滴でも大きな実感を得ることができるんでしょうね。

そんなわけで、死と再生のエネルギーを内包した精油、サイプレスをここ数日、意図的に使っているわけなのですが、なんだかんだでその作用がほかにも顕れ始めています。

ボディ、マインド、スピリット
精油は、それらすべてに働きかけるので、ボディに使った精油だとしても、それがマインドに、スピリットに働きかけたとしても、何ら不思議なことではないんですよね。

効果を狙って、意図して使う
それもいいですが、私は、使うことで変わっていく、気づいていく
そのプロセスを楽しみたいと思って、日々精油と遊んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*精油は、メーカーによってグレードに大きく違いがあります。
取扱いに際しては、メーカーの注意に従ってください。
また、同じ名前の植物でも、効能が大きく異なるものがあります。
学名を確認して、目的に適った精油を使用してください。

*この記事は、私の個人的な体験談です。
すべての人が同じ結果を得られるとは限りません。
また、一般的に安全とされる植物でも、アレルギーなど、個々の体質で使用できないものもあります。
じゅうぶんに注意して、有効にお使いください。

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